投稿

2024の投稿を表示しています

展覧会「OPEN KITCHEN」@京都 2024

イメージ
奈良の たんぽぽの家 を起点としたユニークなアートプロジェクト 「オープンキッチン」 が今年も開催されます。 京都ではノランナランとTaroハウスで、続いて奈良ではたんぽぽの家アートセンターHANAギャラリーで展覧会が開かれます。 展覧会「OPEN KITCHEN」@京都&奈良 会期①|ノランナラン、タローハウス@京都 ■日時 2024年4月30日(火)~5月5日(日)  (開場日時はBooks×Coffee Sol.の開店時間に沿っています。) 4月30日〜5月3日  17:00-21:00 5月4日  14:00-21:00 5月5日  12:00~20:00 (5月2日は定休日) 会期②|たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー@奈良 ■日時 2024年5月10日(金)~5月30日(木)  11:00~17:00 (日・月・祝は閉館) ■会場 たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー 〒630-8044 奈良市六条西3-25-4 Tel: 0742-43-7055 ■トークイベント 日時:2024年5月25日 (土) 13:45~(1時間程度) 会場: たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー --------------- オープンキッチンとは? オープンキッチンはさまざまな人の手に成るモノの行き交いのなかに、「わからなさ」と出会うプロジェクトです。 その行き交いが対等なものであるため、モノの宛先は誰に対しても開かれています。 送られてきた小箱を開封したときのトキメキと戸惑いを共にすることが、プロジェクトの目的です。 オープンキッチンのルール: ・参加者は「アーティスト」でなくても構いません。 ・参加者のあいだで、モノをラリー形式で送り合います。 ・届いたモノに手を加えても、新たになにかをつくって送り返しても構いません。 ・やりとりのプロセスは記録され、公開されます。 ・期間が終われば、やりとりされたモノも公開されます。 ・期間が終わったあとも、やりとりを継続することはできます。 --- たんぽぽの家 って何だ? 「アート」と「ケア」の視点から、奈良市を拠点に活動する市民団体。障害のある人がアート活動を仕事にする福祉施設を運営し、絵画や立体、パフォーマンスなど、様々な方法で表現を発信している。また、アートと社会の新しい関係をつくるプロジェクトや、

アーカイブの更新について

アーカイブ を更新しました。(2024/3/19)

archive list

Taroハウスでのこれまでのイベントのアーカイブです(新規順・順次更新)。

展覧会「リベルダージ:ディアスポラ、祖先、共存の地」(報告)

イメージ
ブラジル・サンパウロの移民街「リベルダージ Liberdade」の歴史と現在を考える展覧会 「リベルダージ:ディアスポラ、祖先、共存の地」 を開催しました。 展示内容:写真・地図・資料・住民インタビューほか 企画構成:アウグスト・オヤマ(京大地球環境学堂人間環境設計論研究室修士M2)ほか 2024年2月10日(土)・11日(日)・24日(土)・25日(日) 13:00 - 16:30 2月25日(日) 13:00〜14:30 企画者アウグスト・オヤマ Augusto Oyama とハルミ・ロペス・ヒガ Harumi López Higaによるトーク(通訳:若林リク)「リベルダージ:ディアスポラ、祖先、共存の地」について 場所:ノランナラン 「リベルダージ地区は、歴史的に辺境の地域でした。市の中心部と南部地域を結ぶ街道上に位置するこの地域は、「イブラブエラの小道」あるいは「サント・アマロへの車の小道」として広く知られています。 そして単なる通過する場所というよりも、この地域はいわゆる「呪われた」仕事場がモザイク状に混在していました。ゴミ捨て場であり、財産を持たない人々や裁判所から断罪された人々のための墓地であり、絞首台やさらし台の存在など、公開処刑や拷問の場でもありました。これらの公共施設は、奴隷制度(1550年から1888年まで300年にわたって続いた)がいかに恐怖と支配に基づいた統治であったかを示すものです。 こうした抑圧の文脈において、この地区は「リベルダージ」(英語で「自由」)が喚起され、そう呼ばれるようになったのです。 最初に到着した日本人移民(1908年)の多くは、形だけの奴隷解放(1888年)後の黒人労働力の代わりになりました。少数の黒人のルーツを持つ者だけが抵抗しましたが、他の者は都市の再開発のなかで葬りさられました。」 (展示パネルから) アウグスト・オヤマ君によるトーク(2024/2/25 ノランナランで) スライドから スライドから 元の国や居住地から離れて暮すディアスポラとその子孫が多く住む地区という点で、サンパウロのリベルダージと京都の東九条は似た側面があります。 インフォーマルな住宅の自己建設が多いという点は、東九条のかつての40番地を想起させます。ポスターにも使われ、地域のゴッドマザーとして親しまれているマドリーニャ・ユニスさんが1937

佐藤由輝・山本紗佑里「ランドスケープのつづき」(報告)

イメージ
ノランナランとTaroハウスのリノベーションにも携わった若手作家の佐藤由輝と山本紗佑里による製本ワークショップ 「ランドスケープのつづき」 。 東九条地域再開発の一環で切り倒された高瀬川沿いの樹木。かつてこの街の風景のかけらであったそれらを材料に本をつくる。 漆や染色、製本など複数の物作りの工程にゆるやかに触れながら、変わりゆく風景や季節の記憶を一つの物に置き換え留めおく、あるいはそこから始まり流れてゆくような装置としての1冊の本を、日を変えてTaroハウスとノランナランでつくりました。 「5名程度のワークショップには充分な広さがあり快適でした。タローハウスには落ちつきが、ノランナランには日差しの暖かさと明るさがあって良かったです。」(佐藤由輝) ■ワークショップ 染めの回:Taroハウス 2023年11月26日(日) 11:00 / 15:00 製本の材料となる表紙の布を、廃材となった木の皮を版として染色します。 樹皮の凹凸を撫でたり擦ったりしながら、木の気配と今の気分を布にうつし取る試みです。 ■ワークショップ 製本の回:ノランナラン 2023年12月10日(日) 11:00 / 15:00 染めた布を表紙に加工し、四つ目綴じで文庫本サイズの本に仕立てます。 藁半紙や地域のレシピ、手製和紙など中身を自由に選べます。 閉じる糸や和紙には漆で染めたものも用意しました。 協力:あつめやさん、(有)久山染工 京都市 Arts Aid KYOTO 補助事業

展覧会「リベルダージ:ディアスポラ、祖先、共存の地」

イメージ
ブラジルのサンパウロの移民街「 リベルダージ Liberdade 」の歴史と現在を考える展覧会をTaroハウスで開催します。 展示内容:写真・地図・資料・住民インタビューほか 企画構成:アウグスト・オヤマ(京大地球環境学堂人間環境設計論研究室修士M2)ほか 2024年2月10日 (土)・ 11日 (日)・ 24日 (土)・ 25日 (日) 13:00 - 16:30 Taroハウス 観覧無料 2月25日 (日)13:00〜14:30 アウグスト・オヤマ Augusto Oyama トーク 「リベルダージ:ディアスポラ、祖先、共存の地」について Taroハウス 参加費:300円 *企画者のアウグスト・オヤマさんは、 Taroハウスの土壁塗り にも参加した京大地球環境学堂人間環境設計論研究室の留学生の仲間で、日系ブラジル人です。 この展覧会「リベルダージ:ディアスポラ、祖先、共存の地」は、2023年12月3日から2024年1月31日まで、JICA横浜で開催されました。展覧会は遠いブラジルの人たちも見れるよう、 ヴァーチャル・ツアー が公開されました。 サンパウロのリベルダージは、在日の人が多く住む東九条と似た点があるといいます。ブラジルで奴隷制が廃止された1888年以降、現在に至るまで、リベルダージ地区はどんな歴史をたどり、どのような人々がどのような暮らしを営んできたのか、それを提示する展覧会とトークです。 ぜひご来場下さい。

写真展「私たちが見たパレスチナ」@ノランナラン

イメージ
2024年1月10日〜1月28日 さぼてん企画によるパレスチナ写真展をノランナランで行います。 私たちが見たパレスチナ〜占領地に生きる人々と暮らし〜 2024/1/10〜1/28 (1/14休業) 平日17:00-22:00 土14:00-24:00 日12:00-24:00 月・木定休 ノランナラン(Books x Coffee Sol. 2F)   * さぼてん企画 とは‥‥2001年くらいからパレスチナに関心がある人が集まり、上映会、講演会、写真展などをやってきた小さなグループ。 ==================== Twitterに投稿されていたパレスチナの詩人Mosab Abu Tohaさんの詩を以下に掲げます。 Every photo from Gaza is a poem. Every mother’s cry is a tale. Every house is a temporary grave. While outside, every second of silence is a scandal. If ever you come to Gaza, take off your shoes, wash your feet thoroughly, because this land has been watered with our blood. In every place where children and their families lost their lives, roses are going to grow. Only we can smell it. --> https://twitter.com/MosabAbuToha/status/1739327312166826015 どのガザの写真も一篇の詩 どの母親の叫びも一篇の物語 どの家もつかの間の墓 外にいるあいだはどの短い沈黙も恥ずべきこと もしあなたがガザに来ることがあれば 靴を脱いで足をきれいに洗ってくれ なぜならこの地は私たちの血でびしょぬれだから 子供たちや家族が命を失う場所ではどこでもバラが育つ 私たちにできるのはその匂いをかぐことだけ (井上明彦試訳)