佐藤由輝・山本紗佑里「ランドスケープのつづき」(報告)

ノランナランとTaroハウスのリノベーションにも携わった若手作家の佐藤由輝と山本紗佑里による製本ワークショップ「ランドスケープのつづき」

東九条地域再開発の一環で切り倒された高瀬川沿いの樹木。かつてこの街の風景のかけらであったそれらを材料に本をつくる。

漆や染色、製本など複数の物作りの工程にゆるやかに触れながら、変わりゆく風景や季節の記憶を一つの物に置き換え留めおく、あるいはそこから始まり流れてゆくような装置としての1冊の本を、日を変えてTaroハウスとノランナランでつくりました。

「5名程度のワークショップには充分な広さがあり快適でした。タローハウスには落ちつきが、ノランナランには日差しの暖かさと明るさがあって良かったです。」(佐藤由輝)


■ワークショップ 染めの回:Taroハウス
2023年11月26日(日)
11:00 / 15:00

製本の材料となる表紙の布を、廃材となった木の皮を版として染色します。
樹皮の凹凸を撫でたり擦ったりしながら、木の気配と今の気分を布にうつし取る試みです。








■ワークショップ 製本の回:ノランナラン
2023年12月10日(日)11:00 / 15:00

染めた布を表紙に加工し、四つ目綴じで文庫本サイズの本に仕立てます。
藁半紙や地域のレシピ、手製和紙など中身を自由に選べます。
閉じる糸や和紙には漆で染めたものも用意しました。










協力:あつめやさん、(有)久山染工
京都市 Arts Aid KYOTO 補助事業

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Taroハウス 概要